【カカオ豆】カカオとコーヒーを混ぜて淹れればチョコ味のコーヒーが飲めるのか!?

さて前回、【コーヒー焙煎店がカカオを焼いて食べてみたよ】っていうのを記事にしたわけだが、この焼き上がったカカオニブをそのまま食べてもさほどおいしくなかった。(そもそもそういうもん)

しかしチョコを作るのは手間がかかる。

どうにかなにかのレシピにならないかと考えたところ

このカカオニブをミルで挽き、通常のコーヒーと合わせて抽出すればカカオの香るチョコ風味なコーヒーができるのではないか!?

という発想に至ったわけだ。

やっていこう!

カカオニブを挽いていく

ある程度叩いてから挽く。

早速カカオニブを挽いていくのだが、カカオニブは脂質が多く、普通のミルに入れると内部にこびりつきやすく、詰まってミルを傷める可能性があるとの情報を得た。

そこでうちのカリタネクストGを使うのは憚られ、ポーレックスのミルで挽いていく。(洗いやすいからね)

コーヒーと粒度を揃えようかとも思ったが、いっそ極細挽きにしてどれくらいコーヒーに香りがうつるのかをみていく!

すごい挽き心地…ヌルヌルする。
油っぽい

コーヒーはバランスのよいブラジルのストレートを用意、焙煎度は中深煎りでクセなく仕上げた。

バランスのブラジル

淹れていく!

今回は

コーヒー粉20g カカオニブ10g 2:1の分量でいざ挑む!

蒸らしは普通の感じかな?

いやあまり浸透していない感じがするぞ

お湯回目の投入ですでにコーヒードームが崩れる!浸透率が恐ろしく悪い…

あ、全然これお湯落ちないわ

どうやらあまりにも油分が多くコーヒーフィルターが目詰まりを起こしたようだ。

残念ながら全てを抽出するのは断念し、落ちた分のみ飲んでみる事に…

透明度は普通、香りはほんのりチョコ…といえばチョコだが特別いい匂いとも感じない。

いざ一口…

うん!これあれだわ、チョコをコーヒーで流し込んだ後の口の中。

いやあ…別に美味しくねえなぁ…

この雑味を帯びた酸味はカカオニブ由来っぽいな。

そしてコーヒー液がついた器材全てが油でヌルヌルになっていた…よく洗剤で洗えばいいだけなのだがたしかにチョコレートは油だもんなと再確認する事になった。

さっき乗せただけで油つくレベル

後日フレンチプレスでも淹れてみたが、これの油がギトギトバージョンでしかなかった。

結果報告

今回はカカオを粉に挽いてコーヒーに混ぜて抽出すればチョコ風味のコーヒーができるのではないかと思ってやってみたが、全然美味しくない代物が出来上がったことをここに報告する。

まあカカオの焼き方とかコーヒーの合わせ方、ミルクとか砂糖を入れるとか努力すれば美味しい「何か」に化けるのかもしれない…

シンプルに上質なもの2つを組み合わせればいいものができる訳ではないのだ。そもそも美味しければとっくに愛される飲み物になっている。

そしてネット上にはカカオニブコールドブリューコーヒーなるものが散見され、実はアイスコーヒーの方がメジャーであることを確認した!(先に調べろよ)

なるほどカカオニブ由来の雑味を帯びた酸味のような味はお湯だから強く感じた可能性もある…

なのでこれに懲りず次回はコールドブリューでも挑戦してみよう。

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